市内を拠点に活動する三段跳びプロアスリートの角山(つのやま)貴之さん。来年開催予定の東京オリンピックに向けて、新たな挑戦をスタートさせた。
角山さんは2013年に日本ランキングで1位になったことがある。自己ベストは16m40。
角山さんは、市内のパーソナルジムでトレーナーとして働いていたが、一昨年、同競技の選考基準が変わったことを受け、「海外の試合に出なければ可能性はゼロに等しくなる」と決意して海外遠征に行けるように退職した。しかし、競技に集中した19年には調子が上がらず、今年の成績に掛けていたが「3月にアメリカで3大会に出場するために渡米しましたが、コロナで全部中止になりました」。その後、オリンピックまでが期限だったメインスポンサーが撤退し、大会自体が延期に。モチベーションは大きく下がった。それでも「延期によって、ある意味ではチャンスが増えた。もう1年トレーニングして態勢を整えることができる」と考え、8月末には改めて「前を向けるようになった」という。
今年で35歳になった角山さんは「オリンピックへの最後の挑戦の1年」と覚悟を決めている。「ここで辞める理由もない」。なお角山さんによると出場については、大会中止などがあり最終的な基準は不明だが「世界ランキング35位以内」か「世界標準記録の17m14を跳ぶ」ことが条件になりそうだという。
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