市内の一輪車チーム「UCフローラ」が今月31日に群馬県で行われる全国大会に出場する。昨年末に行われたビデオ審査をパスし、グループ演技、ペア演技の2種目で挑戦する。
小宮小保護者ら中心
同チームは、小宮小学校の保護者らが中心となって2016年頃に結成。市内を拠点に練習をしている。
選手は高校生1人、中学生10人、小学生15人の全26人。日本一になった経験もあるコーチが3年ほど前から指導するようになってから、実力をつけ、少しずつ大会で入賞できるようになった。コロナ禍で一時はまったく練習ができなくなったが、その間もリモートで振り付けの練習をするなどしてモチベーションを保ったという。
昨年ソロも出場
昨年11月に小松莉央さんが全日本一輪車大会ソロ演技部門に出場(21人中9位)。その勢いに乗るように、コロナで中止になった関東大会を飛び越え、チームは「ペア」と「グループ」でも全国大会「全日本一輪車競技大会」に初挑戦。予選は「ノーミス」での演技を撮影し、創造性や美しさ、完成度などが評価され、ビデオ審査を通過した。
グループは11人での出場(10〜18人の部/演技4分30秒以内)。ペアには中学2年生の2人が挑む(中学生の部/演技2分45秒以内)。ペアに出るのは小松さんと国東(くにさき)陽美さん。国東さんは「レベルの高い人たちの中にいるのが嬉しい。最近では競技中でも表情が作れるようになってきた」と前向き。小松さんは「全国では上手な人をたくさん見た。自分もまだまだ練習しないと。後悔のない演技をしたい」と意気込む。2人とも小学1年生から一輪車に親しんできたという。
競技人口は1万人
(公社)日本一輪車協会によると、1981年に(一財)日本宝くじ協会の社会貢献活動で小学校に一輪車が寄贈されたことをきっかけに、現在全国2万3000校(80〜85%)が一輪車を所有し、競技人口は約1万人。短距離やマラソンなどの競技もある。保護者によると全国大会に出るのは「強豪の証」という。
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