「アウトドア」ブームで、関連事業や商品への注目が高まる昨今。八王子市内でも、企業がキャンプギアの開発を手がけるほか、学校がキャンプ場を開設するなど盛り上がりを見せている。
さらに機運を高めようと、八王子商工会議所と市による産業振興団体「サイバーシルクロード八王子」(明神町)が、アウトドア市場へ参入したい市内事業者を募集している。商品やサービス開発を支援することで、アウトドアに関わる事業者を増やしていくことが狙いだ。
募集は10社で、1社10万円のニーズ調査費(試作費)の補助、商品開発に必要な専門家を紹介する。事業者は同団体が来年3月に開催するアウトドアイベントに出展し、商品やサービスに対するニーズ調査が行える。
この事業を担当する新規事業委員会の齋藤祥文委員長は「都心から近く、自然豊かな八王子ならアウトドアで人が呼べるはず。もっと盛り上げて、アウトドアといえば八王子となれば面白い」と力を込める。
「近さ」に重点
元八王子の星槎国際八王子高校の敷地内で4月にオープンした「キャンプパークラフト」。同所には6割が市内、4割は都心や近隣自治体から利用者が訪れているという。代表の伊藤叶太さんは「購入したギアを試したい、キャンプが初めてなので教えてほしいという初心者が多い。近隣にキャンプサイトがあると始めやすいのかもしれない」と期待を寄せる。特に「地元で始める人が増えてきたように感じる。ニーズは十分ある」と手応えをにじませる。
サイバーシルクロード八王子は今後、市内のアウトドア情報をまとめたサイトを開設する予定。問合せは同団体【電話】042・639・1009。
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