八王子 文化
公開日:2026.04.09
拓殖大学 学生と地域 桜咲く交流 歴史つなぐ錦絵も初公開
館町にある拓殖大学八王子国際キャンパスで4月4日、地域住民と満開の桜を愛でる「お花見イベント」が催された。キャンパス開設から半世紀を前に、日頃の感謝を込めて企画されたもの。当日は途中から降雨に見舞われたが、多くの来場者で賑わいをみせた。
会場では運動部の学生が地場野菜の販売やガイド役を務めるなど活躍。特に山梨県富士川町名物の”みみ”を具材に相撲部が振る舞った「”みみ”ちゃんこ」には行列ができ、用意された300食は昼過ぎに終了した。北野台から訪れた70代の夫婦は「野菜もたっぷりでおいしい。きれいな桜も見られて良かった」と笑顔を浮かべた。徳永達己副学長は「地域の道の駅構想を推進する中で、皆様に学内の様子を知ってもらう良い機会になった」と手応えを語った。
長谷川氏の解説も
同日、キャンパス内の恩賜記念館で同大所蔵の「長谷川聰哲錦絵コレクション」の一般公開も八王子で初めて行われた。
同大OBで中央大学名誉教授の長谷川氏は昨年、40年にわたり蒐集してきた文明開化期の錦絵から、近代日本の開港・開市・開国の歴史をたどる作品群約240点を同大に寄贈。今回はその中から17点を展示した。
写真や新聞が普及する以前に報道の役割を果たした錦絵には、一枚一枚に当時の世相や描かれた場所の歴史などの物語が盛り込まれている。会場で長谷川氏から解説を受けた来場者は熱心に耳を傾けていた。
長谷川氏は「将来を担う若い世代にこそ文明開化期の歴史を知ってほしいという思いを作品と共に大学へ託した。当時の社会や人の動き、そのつながりを紐解く歴史資料として活用していただければ」と思いを語った。
同コレクションは恩賜記念館の開館日に見学が可能となっている。
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