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公開日:2026.09.11

海老名市役所「市民総合窓口」など3カ所に、話した言葉が文字になる字幕表示システムを導入

  • 会話が即時に文字でスクリーンに表示される

    会話が即時に文字でスクリーンに表示される

 海老名市は9月1日から、市役所窓口の3カ所で音声をリアルタイムで文字表示するシステムの利用を開始した。会話でのコミュニケーションに不安のある聴覚障害者や高齢者に、わかりやすく情報を伝えることが可能ととなった。

 導入された字幕表示システム「Cotopat Screen」は、話した言葉を瞬時に認識し、窓口の職員と訪問者の間に設置されたスクリーンに表示できるもの。外国語を即時に翻訳して、文字を表示できる機能も備わっている。

学校での面談でも効果

 市役所の窓口業務では以前から、高齢者や聴覚障害者との対応が難しいケースがあったという。市は2024年度に字幕表示システムの導入に向けた検討を始めた。25年度には市教育支援課がシステムを導入。会話でのコミュニケーションが難しい保護者との面談の際に、学校へ貸し出し活用されている。

 学校での効果などを受け、今年度は市役所窓口への導入が進められた。設置されたのは訪問者の多い「市民総合窓口」「福祉総合窓口」「市民税課窓口」の3カ所。システムには行政関係の専門用語や固有名詞が事前に登録されているほか、AIが学習することでスムーズな文字表示ができるようになっている。事業費はシステム3台で約190万円となる。

 「窓口業務での理解の齟齬(そご)がうまれないように導入を進めてきた。会話を文字で表示することにより、より理解を深めることができる。スムーズな窓口対応により混雑緩和にもつながる」と市担当者は話す。

73言語に対応

 海老名市内に在住している外国籍住民は約4200人(26年8月1日時点)。国別では中国が最も多く、ベトナム、スリランカが続く。

 同システムは外国語表示にも対応し、英語や中国語など73言語の即時翻訳と文字表示ができるのも特徴。窓口に導入されたことで、会話のやりとりだけでは理解が難しい場合に、より正確に情報を伝達することができるるようになった。

 システムを使い外国籍住民の応対した担当者は「説明や答えをしっかり訳してくれるので、使いやすい」と話した。

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