荻野運動公園で2月25日、テロ対策合同訓練が行われた。爆発物によるテロを想定した訓練は今年初めて。厚木警察署(吉澤晃司署長)、厚木市消防本部(山田茂穂消防長)、市危機管理部などから約70人が参加し、緊張感に包まれる中、大規模に実施された。
これは、今年5月に行われる主要国首脳会議や、2020年の東京オリンピックを見据えた取り組み。不審物発見時の対応能力の向上と、関係機関との連携強化を目的に、オリンピックキャンプ地としての利用も想定される同公園で実行された。
今回の想定は、多くの観客が集まるコンサート会場の出入り口付近で、爆発が発生、多数の負傷者が出たというもの。午前10時30分、爆発音を聞いた公園職員が110番通報をすると、サイレンを鳴らしながら警察車両が急行、対策本部が設置された。負傷者がいるということで、消防にも応援を要請、救急車両も駆け付けると、負傷者の救助・搬送を実施。その後、警察の検索部隊による不審物の探索が開始された。
「発見!」という捜査員の号令により見つかったのが、爆発物らしき不審な物体。爆発物処理隊の応援要請を行うと、すぐに県警第二機動隊の爆発物処理隊が現場に急行。特殊車両で不審な物体に近づくと、X線による中身の特定を実施。移動可能な爆発物だということが判明したため、爆発物処理用防護服に身を包んだ隊員が「右!右!」などと声を掛け合いながら撤去訓練が行われた。
無事、爆発物を搬送用の容器に納め、撤去されたところで約1時間にわたる訓練は終了した。
吉澤署長は「こうしたテロはいつ、どのような形で発生するかわかりません。したがって、有事に備えるための訓練が不可欠です。今後とも、技能・技術を高めることをお願いし、市との連携強化にも務めていけるよう取り組みを行っていきましょう」と参加者らを前に、訓練を振り返った。
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