神奈川県の中学生を対象に行われた「第47回文化財保護ポスター事業」の入賞作品がこのほど発表された。応募総数851点(69校)の中から、「わたしたちの文化財」部門で柏木悠翔(ゆうと)さん(睦合中3年)=写真=が、最優秀賞に輝いた。
柏木さんが描いた題材、東大寺(奈良県)の「国宝 塑像(そぞう)四天王立像」は夏休みの宿題として出されたポスター制作。修学旅行で9月に東大寺へ行くことが決まっていた。「行く前に写真を見て描いてどれだけ似せられるか、迫力を表現できるかを確かめたかった」。実際に修学旅行で本物を目の前にし、「思っていたよりも大きかった。顔の表情、目の迫力がすごかった」と話す。
昨年も同部門に応募し、優秀賞で悔しい思いをした柏木さん。今回、最高賞にあたる最優秀賞を受賞し、「去年作品を見に行ったときに、自分よりもレベルの高い作品がたくさんあったので、最優秀賞で驚いたけど嬉しいです」と喜びを語る。
ソフトテニス部に所属していたため、総体が終わってから2週間かけ、構想から色付けまで仕上げた。「目の位置やまぶたの表現が難しかった。パレットが乾かないように、ラップをかけたり工夫しました」と試行錯誤して作品を完成させた。
なお、柏木さんの作品は、11月20日(火)から25日(日)まで平塚市美術館に、27日(火)から12月3日(月)まで鎌倉市地下道ギャラリーに展示される。
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