主役・脇役問題
学芸会の思い出でありがちなのが主役、脇役問題です。演劇には大きな役とか、小さな役なんかない、すべて大事な役です!と先生は言います。しかし、どう見ても浦島太郎と乙姫様の大活躍と、龍宮城の鯛やヒラメの登場シーンに格差を感じる。
プロの劇作家として衝撃の告白をしましょう。まともな演劇には主役と脇役があります。主役はよりステキに見えるように作られ、脇役は主役を引き立てるように配置されます。演劇に限らず芸能というものは、そもそも不平等なものなのです。だからと言って、皆を主役にしてしまったらお芝居が成立しません。登場人物がすべてウルトラマンで、敵や市民が出てこない物語は、実験的な前衛作品です。
しかし一つの公演で、大勢の主役を創ることは可能です。短い話をいっぱい並べてやれば良いのです。専門用語でそれをオムニバスと言います。例えば1時間半の上演時間の中に、15分の短篇を6つ組み込むのです。浦島太郎もやるけど、桃太郎もやる、かぐや姫も入れる。それで6人以上の主役や相手役が誕生します。
8月に開催する、あつぎ舞台アカデミーの公演「ドリームドリームドリーム」では、この形式をとって、偽りでなくメンバー全員が何かの大役を務めます。それと同時に脇役もたくさんやる。そこで子供たちがチョイ役の意外な面白さに目覚めたりするのです。さあ、今年も、その公演がやってきます。
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4月19日