復活の時!
10月より、東京で劇場の人数制限が解除されました。我々の稽古場のある墨田区錦糸町の小劇場で21日から上演する、幻冬舎プレゼンツ「扉座版・二代目はクリスチャン」では、お客様にマスク着用などお願いしながら、ほぼ2年ぶりに通常公演を行います。
その全盛期、故つかこうへいさんの担当編集者であられ、今は出版界のカリスマとなられた幻冬舎社長・見城徹さんの絶大なサポートを受けて、私にとって憧れの作家であった、つかこうへいさんに捧ぐオマージュシリーズの第6弾です。今回は映画にもなった小説「二代目はクリスチャン」を扉座流に換骨奪胎して20年後の物語とし、女優・石田ひかりさんをゲストに迎えて創作します。石田さんもかつて、つかさんの演出作品で主役を演じられて大評判を取られた方です。
我々が愛した、つかの芝居は「泣ける、燃える、キマル」を徹底しつつ常識を覆す毒とナンセンスの笑いで劇場を揺らしていました。私や岡森は高校時代に、その刺激と濃密さに飲み込まれ、熱病にかかったように芝居にのめり込んでいったのでした。そういう熱を全否定してくるのがコロナ禍でありました。その中で演劇も冷え切って死にかけました。
しかし今、こうして微かな光が甦り、精神の発熱を取り戻す時が来ました。扉座の原点ともいえる小空間で、つか的に魂を震わす熱い舞台を創ります。厚木公演がないのが残念ですが、錦糸町にてお待ちします。
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5月10日