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公開日:2023.09.08
宮ヶ瀬お灯籠
住民有志で復活
コミュニティ創生に一役
「宮ヶ瀬お灯籠」が9月3日、住民有志によって5年ぶりに石像群前で行われた。文化継承と地域活性化の願いが込められた灯籠の輝きが、宮ヶ瀬の夜を照らした。
「宮ヶ瀬お灯籠」の開始時期は不明だが、資料によると庶民の素朴な信仰から始まったとされている。神仏信仰、災厄防除祈願の「灯明」を捧げることで、農家が五穀豊穣を祈り伝承してきた。その後、伝統行事として9月に行われてきた。
宮ヶ瀬ダム(2000年竣工)が建設されるにあたり、水没地内に祀られていた野立ちの道祖神や仏像など約100ある石像が集められ、02年に現在の場所(宮ヶ瀬940の5)に設置された。この石像群の前で9月に宮ヶ瀬の自治会メンバーがろうそくを立ててお祀をしていたが、会員の高齢化などで18年を最後に途絶えた。
文化継承で地域活性化
宮ヶ瀬のお灯籠を復活させたのは、地元育ちや県外から移住してきた30代から50代の有志5人。
有志は、新型コロナの影響で行事が行われない状況が続き、地域の衰退を危惧していた。5月に新型コロナに関する制限が撤廃されたことを受け、6月に集まった場で夏に何かやろうという機運が高まり、途絶えていた灯籠の復活を企画した。「伝統文化の継承と地域の活性化に繋げていきたい思いが強かった」と有志の一人、橋本直人さん(59)は話す。
灯籠は、高齢者や地元の子どもたちが牛乳パックを材料に色紙などで装飾し制作。ろうそくの代わりにLEDを使った。
夕闇に包まれた午後6時30分過ぎ、地域に住む住民ら約40人が石像群の前に集まった。等間隔に並べられた56個の灯籠が輝きを放ち、周辺をほんのり照らした。豚汁や飲み物が振舞われ、訪れた人は思い出話などに花を咲かせた。
70代の女性は「昔はろうそくでやっていましたが、LEDの輝きも今風でいいですね。幻想的な光景」と見つめていた。橋本さんは「自然に会話が生まれ、交流を楽しんでいます。このような機会を増やしていきたいです」と話した。
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