産業能率大学女子ビーチバレー部のヘッドコーチを務める 川合 庶(ちかし)さん 54歳
個を尊重し押し付けない
○…全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会女子トーナメントで、3年ぶり6度目の優勝を飾った産業能率大学女子ビーチバレー部。個性を生かし、押し付けず、自分で考えさせる指導で、日本のトップで活躍する多くのプロ選手を輩出する。「優勝から遠ざかっていたので嬉しい」と目を細める。
○…新潟県出身。3つ上の兄は元バレーボール日本代表で、現在は日本ビーチバレーボール連盟会長の川合俊一さん。兄の影響で中学からバレーボールを始め、大学2年まで続けたが、以前から興味があったモデルをめざし退部。ビーチバレーを始めたのはモデルとして活躍中の24歳の時。兄の練習相手をするうちに面白さに魅かれた。「8年間プレーし、アジアツアーで優勝もした。五輪出場のチャンスもあったんですけどね」と残念そう。ツアーで家族と離れることが多かったため、妻子との時間を大切にしようと引退を決めた。
○…現役を退いた後、日本代表のコーチに。アルバイトをしながら競技する選手を見て「プロの仕組みが必要」と感じた。平塚が練習拠点だったことから、湘南ベルマーレにチーム創設を相談し男子チームを立ち上げた。またビーチバレーに転向した浅尾美和さんを育てた経験から、競技の普及には「若年層の育成が必要」と、ベルマーレと提携していた産能大に創部を直談判した。「ビーチバレーをメジャーにしたい。産能大OGが五輪で金メダルを獲るのが夢」と笑う。
○…大学では一般学生に授業も行う。自他ともに認める親しみやすさで、他大学の学生から就職相談を受けるほど。「親が庶民的に育ってほしいと名付けた通り、誰とでも分け隔てなく話す。場を和ませるのが得意です」。平塚市在住。
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