県 政 報 告 神奈川のまちづくり 神奈川県議会議員 つなしま洋一
皆さまにおかれましては清々しいお気持ちで新しい年をお迎えのことと存じます。私は本年も県政発展のために鋭意努力いたします。平成30年第3回定例会本会議における、私の一般質問内容についてご報告させていただきます。
外国人介護人材の確保
【質問】外国人留学生が介護福祉士資格取得時に介護の在留資格が認められるようになり、優秀な介護人材を中長期かつ計画的に確保できる手段になり得ると考えるが、外国人介護人材確保に向けてどのように取り組んでいくのか。
【知事答弁】介護人材確保に外国人介護人材参入促進は有効であり、多くの留学生来日を促すため、送り出し国に対して介護福祉士養成施設や介護施設等の情報を効果的に発信し、安心して留学生活を送れるよう養成施設での学習や日常生活における経済的支援を検討する。
【要望】介護人材確保に向け外国人留学生受入れ支援と同様に、県としても介護事業所が外国人技能実習生を受け入れる場合の支援等に関し、県独自の支援を行っていくよう要望する。
在宅医療の充実に向けた取り組み
【質問】今後需要が増大する在宅医療について、県内で地域格差なく医療を受けられるよう、広域自治体として市町村と連携して積極的に取り組むべきと考えるが見解を伺いたい。
【知事答弁】医療や介護関係団体、学識者、市町村等で構成する神奈川県在宅医療推進協議会を設置し、在宅医療体制や退院支援、医療と介護の連携等の検討や県医師会との連携、地域在宅医療の底上げ等に取り組んでいる。
【再質問】県は退院支援の取り組み充実についてどのように考えているか。
【健康医療局長答弁】退院支援は在宅医療を進める上で重要と考えており、様々な取り組みによって充実を図っていく。
【要望】地域医療資源格差や偏在解消に向けさらなる努力を要望する。
ベトナムとの交流の深化を踏まえた企業等への支援
【質問】県は近年ベトナムとの交流を深めており、県内企業のベトナム進出やベトナム人材採用について更なる支援が必要と考えるが、今後どのように取り組んでいくのか。
【知事答弁】県内企業のベトナム進出ニーズの高まりを受け、ベトナム計画投資省と経済交流を活発化させてきた。今後はベトナムに関心のある企業間交流支援、ベトナム人材採用については県内中小企業海外事業部門等の人材確保を支援し、県内企業のベトナムへの事業展開を支援していく。
【要望】ベトナムとの交流の深化を踏まえた企業等への支援について、本県中小企業の積極的な海外展開をサポートするため、全産業を対象とする民間企業を活用したベトナムサポートデスク設置を要望する。
災害廃棄物の処理に係る市町村等との連携
【質問】仮置場確保を始めとする災害廃棄物処理について、県内市町村とどのように連携・協力していくのか、他都道府県との協力体制構築についてどのように取り組んでいくのか。
【環境農政局長答弁】県は神奈川県災害廃棄物処理計画を策定し、平時から災害廃棄物処理主体である市町村と連携して取り組みを進めており、市町村対象の災害廃棄物処理講習会開催等を実施している。大規模災害時廃棄物対策関東ブロック協議会では、他都県と最新災害廃棄物処理の情報共有や意見交換を行い、今後も市町村や他都県と連携して災害廃棄物処理体制や広域処理協力体制整備の取り組みを進めていく。
災害時における要援護者支援マニュアル作成指針の改正
【質問】今年度改正の災害時における要援護者支援マニュアル作成指針を踏まえ、災害時の要配慮者支援の推進体制を整備することが必要と考える。改正にあたり市町村や関係団体の意見をどう反映させていくのか、この作成指針を受けて市町村がマニュアル等を作る際にどのような支援をしていくのか。
【健康医療局長答弁】今回の改正にあたり県内全市町村及び関係団体から提案や意見を頂き、改正する作成指針には市町村担当者がイメージしやすいよう、他の自治体の取組事例を数多く取り入れることにしている。作成指針改定後は市町村に対して説明会を開催し、マニュアル作成等が円滑に進むよう丁寧に対応していく。
地域振興施設(道の駅)の整備に係る市町村支援
【質問】綾瀬市は(仮称)綾瀬スマートインターチェンジを活用し、地場産業である農畜産業を軸とする地域振興施設を道の駅として設置する計画を進めており、事業推進には県の支援や協力が必要不可欠と考えるが、綾瀬市にどのような支援や協力を行っていくのか。
【県土整備局長答弁】県は綾瀬市からの相談に応じて土地利用規制対応や交通渋滞対策等のアドバイスを行ってきた。県は道の駅が綾瀬市の重要地域振興拠点としての役割を担い、周辺地域活性化に繋がると期待しており、今後とも県は綾瀬市による道の駅整備検討委員会に参画し技術的アドバイスを行い、道の駅実現に向けて綾瀬市をしっかり支援する。
【要望】道の駅への積極的支援、(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ平成32年度上半期開通及び周辺道路の安全・円滑な交通の流れに、県が綾瀬市と連携して取り組むことを強く要望する。
小学校外国語教育に係る指導体制の充実
【質問】小学校では2020年度から中学年で外国語活動、高学年で外国語科が教科化される。これにより小学校教員の指導力向上や、指導体制充実を検討する必要があると考える。小学校における外国語教育拡充に向けた、教員指導力向上及び指導体制充実の取り組みについてどのように考えているか。
【教育長答弁】県教育委員会では小学校外国語教育指導力向上研修を実施しており、校内教員全体の外国語指導力向上を図る。併せて中学校英語免許取得の小学校教員が専科教員として高学年外国語授業を行うと共に、各学年指導計画作成を担う等、校内の組織的体制を検討していく。
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