市内初 全寮制フリースクール 28歳 夫婦で若者サポート
来月、民家を利用したフリースクール「SOLSハウス」(東逸見町2-30-4)が新たにオープンする。引きこもりや不登校などに悩む若者に、学習支援などを行う。横須賀では初めて、全寮制と通学制の二つのコースを採用している。
運営するのは、マレーシアに本拠を置くNGO団体「サイエンス・オブ・ライフ・システムズ24/7(SOLS)」。同日本支部代表の江原直子さんと、夫の江原誠さんがスタッフだ。
二人は4年前、東ティモールに渡り、貧困で十分な教育が受けられなかった若者の教育支援活動に携わってきた。そして昨年、誠さんの出身地・東京都府中市に戻ると、「日本で必要なのは、学校教育になじめない若者への支援」と考え、フリースクール設立を決意。全寮制に対応できる一軒家を探したが、大人数での居住がネックで難航した。「理解ある大家さんに巡り会えた」ことが決め手となり、横須賀に辿り着いた。
受講生には教科学習のほか、生活面・心理面をサポートするプログラムも用意。学校復帰や就職にとらわれない広い視野を養う。月謝は全寮制6万円、通学生1万円。「何より学びたいという姿勢を尊重したい」と話す28歳の二人は、悩める若者のため、横須賀で新たなスタートを切る。
同スクールは、5月27日(金)28日(土)に現地で説明会を行う。問合せは【電話】046(876)9543まで。
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