横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2013.12.13
創立30周年を迎えた中学生軟式野球チーム「横須賀スターズ」を率いる
本萱(もとがや)今朝信(けさのぶ)さん
田浦町在住 76歳
「指導者になりきれた」
○…中学生の野球指導に人生の大半を捧げてきた。精鋭が集まるクラブチームづくりを掲げて立ち上げた「横須賀スターズ」は今年、創部30周年の節目を迎えた。育てた選手にはプロ野球選手も多数。千葉ロッテで現在活躍中の早坂圭介選手もここから巣立ったひとり。チームは世界大会での優勝をはじめ、10度の全国大会出場など、横須賀の野球レベルの引き上げに大きく貢献した功労者だ。
○…「年間100試合超」という実戦重視の指導スタイルがチームの特徴になっている。練習を積んでから試合に臨むのではなく、試合を通じて足りないものを理解する。提唱するのは「自分で考える野球」とキッパリ。見据えているのは高校、大学、その先で活躍できる野球人の育成だ。「中学時代はその下地づくり。将来の目標を意識しろ、活動できる環境に感謝しろ」と毎回20分にも及ぶミーティングで選手らに繰り返し説いている。
○…30年以上の指導の中で一度も手を挙げたことがない。感情をぐっとこらえて紳士的に振る舞うことに徹してきた。プレーに対して厳しい言葉を投げかけても、帰り際には、ほかの場面を取り上げて必ず褒める。「アメとムチは3対7」という独自の教育論は経験則から編み出した。
○…指導の一線を歩んできたが、「そろそろバトンタッチの時期だね」と目を細めて笑った。”本萱イズム”を理解するかつての教え子が、チームのコーチを買って出るようになり、新陳代謝を図りながら継承を進めている。サッカー人気に押されるなどで、数年前は選手確保に苦労を強いられたが、現在は盛り返し、約30人の選手が汗を流す。「野球をやらせるならスターズしかない」。先日、教え子の子どもが入団する際にこんな嬉しい言葉を掛けられた。「指導者になりきれた、と思えた瞬間でしたね」
ピックアップ
意見広告・議会報告
横須賀・三浦 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












