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久里浜 障害者の働く場つくる NPOが商店街店舗引き継ぎ

社会

掲載号:2022年5月13日号

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店頭で商品PRをしながら接客する就労者
店頭で商品PRをしながら接客する就労者

 障害者の働く場の確保と社会的自立を目的に、NPO法人「湘南国際アップ」が久里浜仲通り商店街の一角で総菜店「揚げたて屋」の営業を始めた。既存店を引き継ぐ形で今年2月から準備を開始。5月から就労を希望する障害者3人が店舗で製造と販売に取り組んでいる。

揚げたてコロッケ販売

 同法人は、横須賀市内を中心に不登校や障害のある児童生徒を対象にした支援事業を展開している湘南国際グループのひとつ。高校卒業後の進路サポートを目的に設立された。

 障害者の就労をサポートする事業所には、一般企業での就労が難しい障害者と雇用契約を結んで働く場を提供する「A型」と雇用契約に基づく就労が困難な人を対象にした「B型」がある。

 同法人が開設した事業所は後者。就労者は店舗でコロッケやメンチカツを揚げる作業を手伝い、弁当の盛り付けなどを行う。店頭で接客も担当し、売り上げに応じて賃金が支払われる。

 全国的に就労施設の平均工賃はA型で月額約8万円、B型では1万6千円前後と障害者の経済的な自立には程遠い現実がある。「品揃えを増やすなどして売り上げアップを図り、就労者に還元していきたい」と店舗運営責任者の池田雅夫さん。「揚げたて屋」には、地場の名産品であるひじきを練り込んだ看板商品のコロッケがあるが、これに続くご当地メニューの開発にも意欲を見せており、「商店街と地域に愛される店舗にしたい」と話している。

 商店街も進出を歓迎している。「空き店舗の利活用に頭を悩ませている中で、街のにぎわいにつながる」と橋本篤一郎理事長。名物イベントである戸板市への参加を促すなど商店街の一員としてサポートしていく構え。障害者と協働・共生する商店街をめざすという。

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