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横須賀・三浦 文化

公開日:2026.06.19

椎橋良太さん作品展「自然―人間」 ただそこにある、街の記憶

  • 「Nature - Humans #01(Yokosuka)」

    「Nature - Humans #01(Yokosuka)」

 横須賀を拠点に、写真を用いた彫刻的アプローチで独自の世界観を提示するアーティスト、椎橋良太さん=人物風土記で紹介=の作品展「自然─人間」が、フリースペース「問室―toishitsu―」(横須賀市汐入町3の20の4)で開かれている。会期は6月28日(日)まで。

 街の変貌や人の営みを独自の視点で切り取り、複数の写真をコラージュさせた独自の作風はユニーク。今回は横須賀の特徴的な風景である急峻な崖や斜面の山肌に見られる土砂崩れや落石防止のためのネット、ワッフル状のコンクリート擁壁といった「人工的な構造物」に着目し、人間と自然がせめぎ合う様を作品にした。その姿を肯定も否定もしないスタンスを本人は「ただそこにある、街の記憶」としている。一見するとデジタル合成のようにも見える緻密なイメージは、撮影した写真を自ら切り抜き、重層的に貼り合わせる彫刻的な手法によって生み出されている。

 汐入周辺の風景をもとに「過去」「現在」「未来」を時間軸に沿って並べたサイアノタイプ(青写真)の作品もある。未来の写真は、過去と現在のイメージを重ね合わせ、同じ場所の30年後の姿をAIで生成したもの。「過去」「現在」と近年の社会情勢の動きも加味して分析し、その連続性の上にある30年後の風景を浮かび上がらせている。

 開館は土・日曜のみ午前10時から午後6時(28日(日)は5時)。入館料500円。

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