町田 社会
公開日:2026.08.01
都が発表 トキ7羽すくすく育つ 多摩動物公園で今春誕生
東京都の発表によると、多摩動物公園(日野市)で2026年に誕生した国の特別天然記念物、トキ7羽が順調に育っている。同園は環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力し、佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)から預かった個体を飼育している。
今春、園内で飼育する3ペアから計8羽が孵化し、うち7羽が育った。繁殖には産卵後に卵を巣から取り上げ人工の孵卵器でかえす「人工孵化」と、親鳥が巣の中で卵を温めてかえす「自然孵化」があり、今回は多くが自然孵化だった。孵化後は人の手で育てる「人工育雛」はせず、すべて親鳥が育てる「自然育雛」で育っている。
都立動物園は40年以上にわたり佐渡トキ保護センターへ技術協力してきた実績があり、多摩動物公園では07年12月から分散飼育を始め、毎年繁殖に成功している。
環境省は、単独施設での飼育は鳥インフルエンザなどの感染症が発生した時に全滅する恐れがあるため複数施設で分散して飼育する方針で、同園のほか、いしかわ動物園(石川県能美市)、出雲市トキ分散飼育センター(島根県出雲市)、長岡市トキ分散飼育センター(新潟県長岡市)など7施設でも飼育・繁殖に取り組んでいる。
7月27日現在、多摩動物公園で飼育しているトキは14羽(うち今年生まれ7羽)。国内では7施設で計173羽が飼育されており、うち32羽が今年生まれ。環境省の飼育方針により、同園のトキは非公開となっている。
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