横須賀・三浦 社会
公開日:2026.09.04
現在と未来繋ぐ町内放送 大楠地区の音声番組
海と山に囲まれ、穏やかな時間が流れる横須賀市の大楠地区で今年4月、超ローカルな音声番組「大楠口伝鈔(くでんしょう)〜まちのみんながでるラジオ〜」が産声をあげた。
インターネット音声配信サービス「ポッドキャスト」で配信しているもので、主役は番組名どおり「まちの人」。写真家やレストラン店主、子ども会の役員など、8月末までに15人の地域住民がゲストとして出演した。
発案者は、16年前にこの地へ移住してきた小原信治さん。それまで暮らしていた都内と比べて人と人の距離感が近く、夏祭りなどの行事で地域の人々が「自分ごと」として協力し合う姿に感銘を受けたことで「何か地域の役に立ちたい」と一念発起。脚本家・放送作家として数々のテレビやラジオ番組を手掛けてきた経験を活かし、同地区にある浄楽寺の副住職・土川憲弥さんをパーソナリティーに迎え、自らはナビゲーターとして番組をスタートさせた。
井戸端会議のローカル感
約60分の番組でゲストに問いかけるのは、「なぜここに住み、何を大切に生き、何をこの地に受け継ぎたいのか」。100年後、1000年後の未来に大楠で暮らす人への「時空を超える”町内放送”」として、この時代に生きる人のリアルな声を伝えている。
出演条件は、「大楠に住んでいること」。肩書きは関係なく、「どんな人でも少なからず物語があり、井戸端会議のような超ローカルな話にこそ面白さがある」と小原さん。いずれはコミュニケーションの場として、地域に根付いていくことが理想だという。
聴取は無料。「大楠口伝鈔」で検索する。
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