三浦市は６月３日、補正予算案を発表した。一般会計補正額は１億３１０６万７千円で、きょう10日から始まる三浦市議会６月定例会本会議に提出する。国の「新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金」を活用し、住民税非課税世帯や子育て世帯に対して給付金を支給することなどを盛り込んだ。補正後の今年度予算額は１７９億４９７４万７千円に上る。
補正予算案のうち、大半を占めるのが、新型コロナウイルス感染症対策による給付金の支給といった早急に対応する必要がある事業。国庫支出金を財源に、生活困窮者自立支援金の申請期間が延長されたことによる事務費および交付金などに１５５８万５千円、住民税非課税世帯などに１世帯10万円の臨時特別給付金を支給するための事務費および交付金に３９７２万５千円、低所得の子育て世帯に１世帯５万円の生活支援特別給付金の支給に係る事務費に４６８万５千円、扶助費に４０６０万円を追加した合計１億59万５千円を計上した。
そのほか、コミュニティ助成金を活用し、和田の里区民会館の建て替えに対する補助金に６００万円。併せて、市道１５２８号線の排水施設などの修繕に６０５万円、南下浦中学校の多目的教室へのエアコン設置に３１１万５千円の工事請負費を追加した。また、三浦市総合体育館（潮風アリーナ）にあるエレベーターの不具合を解消する施設修繕料に３７９万５千円を充てる。
補正予算は、６月21日（火）の本会議で採決予定。
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