三浦商工会議所(鈴木金太郎会頭)設立65周年記念講演会が2月23日、三浦市民ホールで開かれ、約260人が来場した。講師を務めたのは、地元選出の衆議院議員・小泉進次郎氏。「カーボンニュートラル時代の三浦のまちづくり」と題して熱弁を振るった。
小泉氏はまず各国の温室効果ガス削減目標や電気自動車の導入状況を紹介。「産油国ですら将来油を使わない目標を掲げている。また、数年後にガソリン車とディーゼル車を販売禁止する国も多い」と説明した。
次に日本の年間食料廃棄量522万tが、国連の年間食料支援量420万tを超えていることを指摘。「これからの時代は、サーキュラーエコノミー(循環経済)にシフトすべき。廃棄を少なくし、食べ物やエネルギーをいかに地産地消できるかが鍵となる。フードドライブに協力するなど、一人ひとりの意識を変えることが脱炭素社会に繋がる」と訴えた。
最後に第9代三浦市長の久野隆作氏が提唱した「海業」の概念が昨年、水産庁の計画に採用されたことにも触れた。「水産業を核に商業、観光、工業などあらゆる分野を結び付けた複合的産業が、海業発祥の地である三浦のまちづくりの柱になるはず」と力説した。
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