出店者が古本を持ち寄り、フリーマーケット方式で販売する「横須賀ブックミュージアム」が4月27日(土)、横須賀市文化会館(深田台50)展示室・中ホールで開かれる。人それぞれの個性ある選書や「博物」に関する展示、紹介を楽しめる。
「知る」を楽しむイベント
今年で5回目となる人気イベント。段ボール1箱分の古本を売る「一箱古本市」には24団体が参加するほか、三浦半島に拠点を置く古書店や出版社もブースを出す。
また感染症対策の緩和で、博物館や専門ガイドが案内する展示、切手を使ったクラフト作品の販売ブースなどが再開。本と博物に関する知見に幅広く触れられる。
発起人のモリナヲ弥さんは「ネットで調べれば何でもわかる時代。でも本や標本に触れ、人と話すことで『知る』楽しみを味わえる」とした上で「個性あふれるブースが好奇心の入り口になってほしい」と想いを語る。
モリさんも出店者の一人で、自身で選んだ古本や昨秋に発行した海辺の郷土史に関する著書を販売。「僕も含めて参加者はおしゃべり好きが多い。自分の興味関心に関する質問は喜んで受けたい」と呼びかけている。
三浦からは2店
漫画家・藤臣美弥子さんが三崎を拠点に運営する「烏兎舎(うとしゃ)」は、イベント立ち上げ時から参加してきた。藤臣さんが普段の作品づくりで着想を得ているというライフスタイル系の本を出品する。
昨夏、菊名に開店した「汀線(ていせん)」は初めて参加。文学・人文・アート・漫画・絵本を中心に、店内の棚を圧縮したようなラインナップを用意する。イベントの開催を前に、店主を務める村山敏朗さんは「三浦・横須賀地域のブックイベントを盛り上げる一助になればうれしい。私自身も他の参加者の本を見るのが楽しみ」とコメントした。
時間は午前11時から午後4時。入場無料。
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