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葉山の”山”を守り楽しむ【2】 走りながら山道チェック 独自の貢献 自主ルール制定も

スポーツ

掲載号:2018年8月24日号

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山道を走る桐山さん(手前)とメンバー
山道を走る桐山さん(手前)とメンバー

 貴重な自然を次世代へ伝えていこうと、2009年に設立された二子山山系自然保護協議会。その中に「マウンテンバイク(MTB)・プロジェクト」がある。このシリーズでは地元住民でも自然保護団体でもない、同プロジェクトのユニークな活動を紹介する。

 「三浦半島マウンテンバイク(MTB)・プロジェクト(桐山大代表)」は、「自分たちが楽しむためのフィールドは、楽しみながら自分たちで創りあげ、維持していく」をモットーに、活動している。

 その一つが、2016年に行った自主ルールの制定。プロジェクト内で議論を重ね、自然を傷めたり禁止されている場所に入らないといった基本的なことはもちろん、「許可なく整備しない」「人を驚かせる走り方をしない」などを注意事項として挙げている。

 また、トレイルライドを行う際の持ち物や心構えといった初心者向けの内容も盛り込み、ポケットサイズの冊子にまとめて英語版も作成した。デザインや翻訳はそれぞれ得意なメンバーが担った。ルールブックは趣旨に賛同した市内外の自転車販売店などで配布しており、周知を行っている。

巡視楽しむ

 また、マウンテンバイカーならではの活動がライド中に行う「巡視(トレイルパトロール)」だ。

 二子山山系自然保護協議会では、会員たちが山に入った際に得た情報をメールで報告し、データを整理・蓄積して対策に活かす仕組みがある。

 同プロジェクトは倒木の有無や山道の状況の報告、山道で迷った人の案内のほか、近年急増するイノシシの監視活動の手伝いも、トレイルライドの際に行っている。

 桐山さんは「山の維持管理は継続的に人手が必要。その点、自分たちは楽しみながら貢献できるのが特徴です」と笑顔で話す。

ユーザー主体

 近年、全国各地でMTB愛好家が集まり、地域のフィールドを整備する動きが活発化しつつある。ただその多くは自転車販売店など自転車業界人が発起人となった団体も多く、MTB・プロジェクトのようにユーザー主体で発起したのは珍しいという。

 「自分たちなりのやり方で地域と繋がり、必要とされる活動を続けていきたい」。MTB愛好家と環境整備に励む地域との、より良い協力関係を目指した活動が続く。

(続く)

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