葉山町は、「葉山つつじカード」と名付けた5千円分の電子商品券を5月中旬頃、全町民に配布する。
消費喚起と、コロナ禍の影響で売り上げが低迷している町内中小企業の経営維持を目的としたもの。5月中旬頃、世帯主宛に世帯全員分を郵送予定という。町産業振興課によると、現在デザインや材質は検討している段階。財布に入るクレジットカードサイズで、表面に清算用、裏面に残額確認用のQRコードを印字する。店舗は来店客が提示したカードのQRコードを読み込み、清算する形で、決済端末のない事業所には町が専用機器を貸し出す。
交付の対象者は今年4月1日から30日時点で町の住民基本台帳に登録している人。または、同期間に町内の児童養護施設に入所しているか(要申し出)、4月中に他市区町村で出生届を提出し、町での住民基本台帳への登録が5月1日以降になった人。対象は3万3200人、1億6600万円分を見込んでいるという。2020年度一般会計補正予算案に関連費用2億131万円を計上した。
使用期間は6月1日から8月31日までを予定している。山梨崇仁町長は「緊急事態宣言やコロナウイルス感染状況などの動向によっては延期の可能性もあるが、現状では五輪の機運醸成に絡めて、夏に使用してもらえるよう準備を進めていく」とした。参加店舗は約150店を想定しているという。プリペイドカードなどの換金性があるものの購入や、税金の支払いなどには使用できない。
取扱店舗など最新情報は町ホームページで発表される。詳細は町産業振興課【電話】046・876・1111へ。
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