葉山町立一色小学校(高梨小百合校長)で、海藻の一種である「アマモ」を通じた環境授業が昨年12月、行われた。
沿岸域において魚介類が育つ場所として重要ながら、近年海水温の上昇や食害により全国的に衰退しているアマモ。葉山も例外ではなく、町の漁業者やダイバー、研究者らが連携して「アマモ再生活動」にあたっている。一色小学校も授業を通じて参加しており、今回で16年目となる。
鹿島建設(株)葉山水域環境実験場の山木克則さんの指導のもと、児童たちは用意されたポットに土と種を丁寧に入れていた。また、アマモ場による二酸化炭素吸収効果はブルーカーボンとして蓄積されることから、地球温暖化対策としても注目されていることなどを紹介。その後、プール脇に設置された育苗用のタンクに入れ、成長を願った。来年春には500以上の種苗ができる見込みで、それらを漁業者やダイバーが海に戻していく予定という。
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