「空き家法改正」 vol.20 人生100年時代今から始める終活のススメ
法改正(令和5・12月)により、「特定空き家」に加えて「管理不全空き家」も市区町村からの指導・勧告の対象となりました。定期的に空き家の換気や庭木の伐採を行っていないと「管理不全空き家」として固定資産税などの特例が解除される場合があります。
総務省によれば、空き家はこの20年で576万戸から849万戸と約1・5倍に増加。親が亡くなると、実家じまいに直面します。亡くなった場合、そのまま放置しておく人が3割という国交省データも。それを防ぐため、相続登記の義務化が4月1日から施行。(法務省令の改正)。
以前は、子世代は社宅など貸家住まいが多く、親が亡くなる頃に定年を迎えて実家を引き継いだものですが、核家族化の現在、子世代は家を所有しているし、親も長寿になり、必然的に空き家になってしまうのです。ですから、元気なうちから実家の将来を家族で話し合っておくべきです。特に実家の名義を誰にするのかを決めて、名義変更の備えをしておくこと。
逗子市も葉山町も空き家バンク登録制度があります。空き家を「売りたい、貸したい、管理を頼みたい」などの相談窓口は、まちづくり景観課(逗子市)、政策課(葉山町)となります。逗子市は空き家アドバイザーの派遣や支援助成制度もあり、ずしエンディングノートは住まいの項目が充実しています。
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