VOL.58 「予定納税」ってご存知ですか?
所得税は、通常2月16日から3月15日の確定申告期間中に、前年の1年間の所得と税額についての確定申告をして、その税金を納めることとなっていますが、前年分の確定申告から計算した基準額が一定の金額(15万円)以上の場合は、7月に税務署から予定納税額の通知がされます。
そして、通知された予定納税基準額の三分の一相当額を予定納税額として7月と11月に納め、翌年の確定申告の際に、最終的に計算した所得税額から予定納税額を差し引くこととなっています。
この制度を予定納税といいます。
この予定納税の制度と同じような性格の制度としては、消費税・法人税の「中間申告」制度、給与所得等の「源泉徴収」制度などがあります。
特にサラリーマン(給与所得者)の皆様は、月々の給料から、毎月一定の所得税が源泉徴収税額として徴収されます。そして、年末には1年間の所得税額の計算を行い、源泉徴収された所得税額の過不足額の調整を行う「年末調整」の制度については、ご存知の方も多いと思います。
ところで、これらの税金についても、通常の所得税の納付と同様、「後で、支払いますから!」と期日までに支払わないでいると、延滞税(遅延利息的性格の税金)の対象となりますので、ご注意を!!
(藤沢税務署税務広報広聴官)
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