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公開日:2026.04.03
【藤和市】藤沢市民会館、57年の歴史に一旦の幕 光の粒舞い「ありがとう」
藤沢の文化・芸術拠点として57年にわたって親しまれてきた藤沢市民会館が、その歴史に一旦の幕を閉じた。今後は老朽化に伴う建て替え工事が行われ、市は2031年4月の供用開始を目指し、近隣公共施設の機能を集約する再整備計画を進めていく。休館を惜しむ声が広がる中、先月28、29日にはフィナーレを飾る熱狂的かつ幻想的なイベントが館内外で開かれた。
イベントは、市と市民団体の湘南音鳴倶楽部、藤沢の文化芸術を考える会が企画した。大ホールでは舞台裏の自由見学を行った他、静かな別れではなく、エネルギー全開で文化・芸術の灯を未来へつなごうと、小ホールではロックバンド「怒髪天」がライブに出演。力強いロックのサウンドが鳴り響いた。
屋外では、元プリンセスプリンセスの富田京子さんが名曲『世界でいちばん熱い夏』を太鼓で叩き、やぐらを囲んだ参加者が盆踊りをした。
興奮が冷めやらぬ中、イベント最後の企画はランタンの打ち上げだった。来館者は会館への感謝を書いたそれを手に、午後6時のカウントダウンとともに一斉に放った。約180個の光は、ゆっくりと藤沢の夜空へと昇っていった。「ありがとう」。そんな声を乗せた光の粒が、役目を終えた建物を優しく照らし出し、集まった人からは惜しみない拍手と歓声が沸き起こった。
市民会館と同い年という片瀬在住の女性は「成人式に、コンサートに、同窓会に思い出はたくさんある」、羽鳥在住の大学2年、高校2年の姉妹は「市民ミュージカルに出演した。稽古は大変だったけれど、人生の糧になった。みなとみらいに負けないくらいのホールになってほしい」とそれぞれ語った。
これまで会館の運営に尽力してきた齊藤雅子館長は「市民会館に携わった人々が思い出と対話しながらお別れできる記憶に残るラストだった」と感慨深げに話した。
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