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藤沢 文化

公開日:2026.04.01

複合施設の一体整備へ OUR Projectはソフト面重視【藤沢市民会館ありがとう】

  • 基本設計の優先交渉権者に選ばれた共同体の提案イメージ(市提供)

    基本設計の優先交渉権者に選ばれた共同体の提案イメージ(市提供)

 藤沢市は現在、老朽化した藤沢市民会館と、その周辺に点在する公共施設9カ所の機能を再編・統合する生活・文化拠点再整備事業「OUR Project」に取り組んでいる。建物の更新にとどまらず、民間のノウハウを設計段階から取り入れる管理・運営者先決め方式を採用。5年後の供用開始を目指している。

 市は2025年7月、管理・運営計画と基本設計の策定業務を委託する優先交渉権者を発表した。管理・運営計画は(株)JTBコミュニケーションデザイン(東京都港区)を代表企業とするグループ、基本計画は(株)安井建築設計事務所(大阪市)を代表企業とする共同体に決定した。

 およそ3・6ヘクタールのエリアを整備する計画で、市民会館や南市民図書館、青少年会館、市民活動推進センターなどの施設を一つに集約化する。複合施設の延床面積は約1万6千平方メートル。隣接する奥田公園や駐車場、登録有形文化財の旧近藤邸も一体的に整備。また、周辺の浸水リスク低減を目的とした内水浸水対策施設の設置も並行して進められる。

 建設費などは約198億円を見込んでおり、供用開始後の市の管理・運営支出は年間約6億円と試算している(23年度実績ベース)。

「箱物」にしない

 プロジェクト最大の特徴は「箱物整備に終わらせないこと」だ。

 通常の公共事業では設計・建設の後に管理運営者が決まるケースが多いが、基本設計の段階から民間の管理運営予定者が参画する。これによって実運営の知見を計画に反映し、中長期的な視点でのランニングコストの抑制や市民、行政、民間が連携する「市民参画プラットフォーム」の構築が可能になるという。

 実際に、管理・運営予定者の選定には市民も傍聴できる「公開プレゼンテーション審査」が実施され、現在では市と運営予定者、設計者のワンチームで議論が進められている。

 今後のスケジュールは、26年度中に管理運営計画の策定・基本設計を行い、27年度以降に実施設計、建設工事、31年4月に複合施設を供用開始(予定)、36年度末には浸水対策施設を供用開始(予定)。市は今後も先進事例の視察や市民への周知活動を続け、多様なニーズに応える拠点づくりを加速させる方針だ。

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