国家資格「測量士補」の試験結果が7月19日に発表され、藤沢工科高校(木南郁男校長)の生徒2人が合格した。合格率約21%の難関を突破したのは、藤沢市在住の中林政貴さん(3年)と秦野市在住の諸星宥貴(ゆうき)さん(同)。現役の生徒が測量士補の試験に合格するのは、同校では初めて。
試験を行った国土交通省国土地理院によれば、今回の受験者数は1万596人で、合格者は2248人だった。同校によると、測量士補の受験者は社会人や専門課程の学生が中心で、現役高校生の合格率は全体の数字よりも大幅に下がる。今回合格した高校生は市内では2人だけで、県内でも珍しいという。
中林さんは「簡単には取れない資格なので、とにかく嬉しい。今後は測量士の資格も狙い、土木公務員になりたいと思う」と話し、諸星さんは「何とも言えないほど嬉しく、自信にも繋がった。次は技術士捕を取って、将来設計の道に進めれば」と、合格の喜びや将来の展望を語った。
勉強は切磋琢磨
中林さんと諸星さんは12年の12月頃、学校からの案内に応じて手を挙げ、ともに資格取得のための本格的な勉強を開始。5月の試験へ向け、通常の授業に加えて外部の講師の指導を受けながら、試験勉強に取り組んでいた。国家試験が学校の定期試験と重なるなど、苦労もあったが、両立し優秀な結果を見せた。
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