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公開日:2026.05.29
湘南UBC 小河社長が退任へ エフィラGに渡したバトン
藤沢、茅ヶ崎、寒川、厚木の3市1町を拠点にプレーするプロバスケットボールクラブ「湘南ユナイテッドBC」を運営する(株)湘南ユナイテッド藤沢の代表取締役社長、小河静雄氏が6月末をもって退任する。21日に新江ノ島水族館であったスポンサー感謝祭の冒頭あいさつで、小河氏が発表した。その2日後の23日には、クラブ公式ホームページやSNSで2026―27シーズンからクラブ名を「ウォルガ湘南」に変更となることが明らかに。突然の報せに、ブースターらの間では話題を呼んでいる。
新クラブ名は「ウォルガ湘南」
プロスポーツで湘南を盛り上げようと、バスケットボール好きや藤沢商工会議所の有志らで、21年5月にクラブ運営会社が設立された。22―23シーズンからB3リーグに参入。23―24シーズンにはリーグ8位以内のプレーオフへ進出した。
ただ華やかな世界の裏には多くの汗も流れた。経営難で、昨年はリーグ解散の危機に。クラブの誕生から舵取りを担ってきた小河氏はスポンサー探しに奔走し、昨年10月にようやく横浜市港北区に本社を構えるエフィラグループ(株)を新たなオーナー企業として迎え入れることに成功した 。これで難を免れ、26―27シーズン「B.LEAGUE NEXT」への審査も無事に通過した。
地域への功績
25―26シーズンは、B3リーグ16チームのうち11位(20勝32敗)で幕を閉じ、クラブが掲げていたプレーオフ進出は果たせなかった。
しかし来季からBリーグの構造が刷新される「B.改革」で、チームが目指す「B.LEAGUE ONE」への参入条件の一つだった年間累計観客動員数4万人を突破した。小中学校への無料チケット配布やボール寄贈など、地道に地域へアプローチした結果だ。
現在ではクラブの活動が授業に組み込まれるなど、青少年育成にも寄与。プロスポーツに馴染みのなかった湘南で、バスケに興味がなかった子どもにも大人にも"観るスポーツ"という新たな文化を根付かせた。
「役目は終えた」
Bリーグ参入から足掛け4年、「ドタバタ劇」という在任期間を駆け抜けた小河氏は、退任について「役目を終えた」とした上で、「つらいこともあった。でも選手やスタッフ、フロントなどの関係者、おおらかで温かく応援してくれたブースターなど、素晴らしい出会いに感謝しかない。家族のようなチームだった」と感慨深げに振り返った。
「誰にでも常に同じ目線でリスペクトを持って接すること」を経営哲学として貫いてきた小河氏。バトンを渡すエフィラグループに対しては、「今後も地域に根差したクラブであってほしい」と期待感をにじませた。
カラーも赤に
エフィラグループからはクラブ名の他、ロゴ、ミッション、スローガン、メインカラーも青から赤へと変更することなどが発表された。
ゼロからクラブを立ち上げ、幾度もの経営危機を乗り越えて湘南のエンタメを育て上げた小河氏。生みの親が去った後の新生・ウォルガ湘南がどうクラブを運営していくのかに注目が集まる。
26―27シーズンはB. NEXTで4チームと戦うクラブ。27―28シーズンはB.ONE参入に向けて協議を進めている。
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