藤沢 文化
公開日:2026.05.29
パシッと王手、全国へ 六会在住の小学6年生・松本大助さんが将棋の県大会で優勝
六会に住む小学6年生の松本大助さんが10日、横浜市で行われた第25回 全国小学生倉敷王将戦 神奈川県予選で優勝した。8月8日(土)に岡山県倉敷市で開催される「大山名人杯争奪 第25回 全国小学生倉敷王将戦」への出場権を獲得。自身初の快挙について松本さんは「うれしい。楽ではなかったけれど、予想していたより上手くいった」と話す。
心地良い音を響かせながら、冷静にそして淡々と相手陣営へ駒を進めていく――。棋歴は3年と少し。小学2年生の終わり頃、ボードゲーム全般が好きな4歳上の姉から教えてもらい、将棋に興味を持ったという。「最初は難しく感じたけれど、運が勝敗を決める要素が無く、最後まで逆転できるところがおもしろい」と、すぐその魅力に引き込まれた。
一番好きな駒には「ふときれいに置けるルートが出てくることがある」という桂馬を挙げる。「落ち着いていて、将棋の魅力普及に力を入れる姿勢を尊敬している」と、勝又清和七段が憧れの棋士だ。
現在は、オンライン対局や週末に通う「横浜やんけ将棋道場」(席主・渡辺健弥さん)で、日々腕に磨きをかけている。「対局が好き。強い人とたくさん戦いたい」と、勝負にどん欲な姿勢を見せる。
ゴキゲン中飛車
得意な戦法は”ゴキゲン中飛車”。プロ棋士・近藤正和七段が考案した、盤上右翼に配置されている飛車の駒を序盤から中央に動かし、相手の王将へまっすぐ攻め込める体制をとる華やかで攻撃的な戦法だ。
やんけ道場の渡辺さんは松本さんの対局について、「中終盤にかけて強い。あきらめない気持ちを持っている」と、棋力だけでなく、メンタルの強さにも太鼓判を押す。また「普段から大人にも勝てる実力を持っている。この早さでの全国出場は、相当な努力の結果では」と評価している。
全国の舞台では「予選と同じくらいの力は出せるようにはしたい」と松本さん。夢であるプロ棋士に向け、若き指し手は着実に歩を進めている。
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