水泳の全国高校総体(インターハイ)が8月17日から20日にかけ、愛知県の日本ガイシアリーナで開かれ、日本大学藤沢高校の女子チームが初の総合優勝に輝いた。同校は4日間で197・5点を獲得。2位の豊川高校(愛知県)に40点の大差を付け、圧勝した。
選手が躍動「日藤旋風」
日大藤沢の女子選手が全国の大舞台で「日藤旋風」を巻き起こした。
総合優勝は、個人種目やリレーの順位による得点の合計が最も高い学校に与えられる。
同校は、個人種目で大内紗雪さん(2年)が100m・50m自由形の2種目、城戸佑菜さん(2年)が100m背泳ぎで優勝。主将の佐々木杏奈さん(3年)が200m・400m個人メドレーで3位に輝いた。
また、チーム力が発揮されるリレー種目では、800mフリーで優勝を飾ったほか、400mのフリーとメドレーで2位を獲得し、個人5種目、リレー全3種目で表彰台に上がる活躍を見せた。
同校からは21人の女子選手が出場し、過去最高となる197・5点を獲得した。
植村弘監督は「選手たちがよく頑張ってくれた。大きな大会でも尻込みせず、実力通りに泳いでくれた。うれしい結果」と喜びを語った。
一致団結が勝利に
大会前夜、主将の佐々木さんは、女子選手を集め「総合優勝を本気で目指そう」と呼びかけた。個人種目で争う水泳競技だが、チームのために力を合わせて戦おうとの決心からだった。
「その言葉がチームを同じ目標に向かわせた」と植村監督は振り返る。
選手は、個人種目に全力を注ぐ一方で、チームのために、他選手のサポートや応援など、献身的に動いた。
佐々木さんは「レースに、応援に全力を出してくれたみんなのおかげで優勝することができた。このチームの主将ができたことを誇りに思う」と話した。
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