藤沢 トップニュース文化
公開日:2026.05.01
薫風に舞え、伝統文化の誇り 次世代へつなぐ「端午の大凧」
五月晴れの空に、色鮮やかな面と力強い文字が躍る大凧が泳ぐ――。端午の節句を目前に控えた藤沢市内では現在、地域の伝統文化である凧揚げを支える職人や愛好家らが、準備期間の真っ最中だ。かつて子どもの健やかな成長を願って揚げられた凧は、今や世代を超えた「絆の糸」になりつつある。潮風に乗って高く舞い上がる凧に込められた3つの団体のこだわりと未来を担う子どもへの思いなどを追った。
打戻・南風會
「若い世代が凧づくりを継いでくれてうれしい。地域の大切なつながりにもなっている」
こう語るのは、市北部打戻「南風會」の金子一男代表。御所見地区で採れた竹を、自身が取締役を務める(株)大浅建設の倉庫で仲間と組み立てる。軽量化のため竹を細く割くなど工夫を重ね、昨年は3間(高さ5・45m)の大きさに初挑戦。「御」「所」「見」と優美で繊細な曲線の牡丹文字で描いた大凧は、3時間にわたって空中にとどまり、成功に終わった。
今年も4日(月)か、5日(火)の天気の良い時に湘南希望の郷(獺郷1004)周辺の田んぼで、大凧やこれまで制作したカラフルな20枚以上の凧を一斉に揚げる。
「初節句を祝って、子どもの名が刻まれた凧も。この子はもう16歳。早いものだね」。金子代表がずらりと並んだ凧を感慨深げに眺めた。
立石・風神会
境川沿いの立石を拠点に活動する「立石凧保存会 風神会」(神崎憲一会長)は3日(日)、4日(月)、5日(火)に、横浜水道境川水路橋付近で凧揚げをする。
立石のみならず、市内の人から5月の風物詩として親しまれている50年ほど前からある恒例行事。今年揚げる凧のサイズは、6畳2つと12畳。「風」「神」の文字が空に浮かぶ。市内産の竹を用いており、乾かして薄く削って組み立てる緻密な作業を、年間を通じて行ってきた。会のメンバーは「凧の出来は良い」と自信をにじませ、「たくさんの人に見に来てほしい」としている。
相州藤澤凧保存会
1977年に創設された「相州藤澤凧保存会」(亀田辰也会長)も3日(日)、4日(月)、5日(火)、藤沢翔陵高校野球部のグラウンド(横浜市戸塚区東俣野町)付近で凧を揚げる。
凧は、伊勢原市で採れた竹を約半年間の作業で組み立てた。「藤澤」と記された6畳や、「龍」、「祝」、会のマークが施された4畳半の凧3枚、7尺、6尺の凧も6枚以上揚げる予定だ。
「多くの一般の人に見に来てもらえれば」と5月の空に期待を寄せた。
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