神奈川県フィットネス選手権大会が先月17日に川崎市で行われ、湘南台在住の持田教利(かずのり)さん(26)がメンズフィジーク40歳以下と、同172cm以下級で優勝し、二冠に輝いた。
フィジークは、鍛え抜かれた肉体全体のバランスの美しさを競い合う競技。一般的に知られるボディビルよりスマートなプロポーションが評価される。今大会は各部門約30人が出場。予選を通過した6人が決勝へ駒を進めた。
決勝では弱点の無い、バランス良く鍛えられた筋肉美を披露。また「コンテスト大好きで目立ちたがり」という持ち前の笑顔と明るさ、力んだ表情を見せずとも筋肉に力を入れて美しく見せるテクニックをも駆使した表現力も評価につながった。コンテスト後には「誰よりもステージを楽しんでいたね」と周囲から声を掛けられたという。
NAS湘南台店にパーソナルトレーナーとして勤める持田さんは、1年前に鎌倉市から湘南台へ引っ越し「生活をすべて筋肉に捧げてきた」という。一時は追い込まれ「食べずに寝れずに、夜の湘南台の街を徘徊していた」と苦笑い。「今大会も表現力で乗り切ったが、筋肉の張りが悪く調整は最悪だった」と振り返る。そんな中、支えてくれたのは「湘南台の方々」。「湘南台は本当に温かい人が多くて。鶏肉のレシピを教えてくれたり、客観的で的確なアドバイスをくれたり。僕のトレーナー」と笑顔で感謝の気持ちを語った。
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前回大会でも優勝している持田さんは昨年、フィジークの他にボディビルとクラシックフィジークという別カテゴリーの県・関東大会でも好成績を収めている。「目指すは3種での全国優勝、そして世界の舞台」と白い歯を見せた。
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