江の島サムエル・コッキング苑で新たな観光施設の整備が進んでいる。日中の観光需要喚起を目的に市などが取り組んでいるもので、一部施設は11月13日から一般開放を予定している。
目玉の一つが、植栽温室をイメージした温室遺構。全面ガラス張りで高さ約5・5mの平屋建て、延べ床面積は約50平方メートル。室内に観葉植物などを配置し、強化ガラスの床ごしに遺構が覗き見ることができようになる。施設を紹介するパネルやモニターも設ける。
同苑前身の庭園は、明治時代に英国人貿易商のサムエル・コッキングが私財を投じて造成。南国植物を育てるためのスチーム式温室は当時東洋一の規模と呼ばれた。
現存するレンガ造りの温室遺構としては唯一現存するものといい、「通年型観光」の推進を掲げる市が、ポストコロナも視野に整備に着手。2カ年事業で、来年度には文化交流や体験ができる多目的施設も整備する。
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