昨夏、東京五輪のセーリング競技が行われた江の島・湘南港の指定管理者が来年4月から変更される見通しとなった。県が6月までに公募したところ3者の応募があり、逗子マリーナを運営するリビエラリゾート(逗子市)を候補者に選定。9月県議会の議決を経て、来春から新たな管理運営体制に切り替わる。
湘南港は1964(昭和39)年に、東京五輪ヨット競技会場として整備。ヨットの係留施設や保管施設、管理事務所などを備え、2006年からは県の第三セクターである「湘南なぎさパーク」が指定管理者となっていた。県河港課によると、ヨットハーバーには現在約700艇が係留されており、全国選手権などの大会が年間100回以上開かれている。
指定管理者候補は、県の選定審査会が「サービスの向上」「管理経費の節減等」「団体の業務遂行能力」の3つの基準で審査。同社は提案内容に江の島の歴史や伝統を踏まえた取り組みを行っていくことや、ウエディング事業など多角的な事業展開を提案したことなどが評価された。
新たな指定管理期間は来年4月1日から5年間。
湘南港周辺を巡って県は6月、隣接する「県立かながわ女性センター跡地」の西側約1万4700平方メートルの商業地域について利活用する事業を公募型プロポーザルで募集。10月末に提案を受け付け、審査を経て12月に優先交渉権者を決定するとしている。
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