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公開日:2026.06.05
藤沢市観光客数 2149万人で最多更新 インバウンド、海水浴客が牽引
藤沢市は先月28日、2025年に市内を訪れた観光客数が前年比約109万人(5%)増の約2149万人だったことを発表した。観光消費額は前年比約201億円(18%)増の1340億円を記録。観光客数と観光消費額で3年連続で過去最高を更新した。高市早苗首相の国会発言をきっかけに中国人観光客は減少傾向にあるものの、他国の訪日客(インバウンド)や海水浴客が増えたことが主な要因。
四半期別の動向をみると、1〜3月期は2月の穏やかな天候に恵まれて前年比約17万人(4%)増と好発進。
5月に梅雨前線が影響し微減となった4〜6月期も、前後の月の貯金で前年比約16万人(4%)増を維持した。
観光客が最も多かったのは7〜9月期で、前年比約110万人(16%)増の約821万人だった。全体的に天候が良好で、海水浴客数は前年比約29万人(19%)増の約178万人で5年連続で増え、コロナ禍前の2019年約155万人を超えた。
一方で10〜12月期は、最も少ない前年比約35万人(7%)減の約493万人だった。昨年11月に高市首相からの国会答弁を機に中国人観光客は大幅に減少。クリスマス前後の降雨をはじめとする天候不順も重なり、唯一前年を割った。しかし、江の島のライトアップイベント「湘南の宝石」など夜間イベントが奏功し、全体の落ち込みを最小限に食い止めた。
観光客一人当たりの観光消費単価は、宿泊客が1万9171円で前年比14円の微減。日帰り客は前年比668円(13%)増の5828円だった。物価上昇でレジャー費や土産代、宿泊費などの単価が上がったことが影響したとみられる。
3年後の目標2288万人
市が24年に改定した観光振興計画に基づく目標数値では、28年度に約2288万人達成を掲げている。南部エリアへの一極集中やオーバーツーリズムといった課題に対応するため、今後は北部エリアでのワイナリー構想や観光農園化といった周遊の仕掛けを本格化させる方針。南部と北部の双方で魅力を高め合い、地域全体の持続可能な観光振興を目指して取り組んでいく構えだ。
定例会見で鈴木恒夫市長は「観光客数、観光消費額ともに昨年に続き、過去最高になったということは市にとってもうれしいこと。今後も”選ばれ続ける観光地”として新たな息吹を加えながら発展し続けていければ」と語り、さらなる飛躍へ強い意欲を示した。
増え続ける訪日外国人
観光客・消費額数の伸びをけん引したのはインバウンド需要だ。
23年の訪日客の案内実績は市観光センターで1456人、片瀬江ノ島観光案内所で6884人だったが、25年は2600人、9704人と右肩上がりに伸びている。
国別でみると、中国を除くアジア圏や北米、欧州からの観光客数が伸びている。買い物など消費額にも大きく寄与。市内の主要宿泊施設が廃業するマイナス要因もあったが、セーリングやサーフィンといったマリンスポーツの各種大会による宿泊需要も下支えした。
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