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4月19日
片瀬3丁目の「東リ町(とうりちょう)」を、芸術を切り口に発信する「東リ町アートフェス」があす11月12日(土)から開かれる。昨秋、住民発案で初開催し、商店をギャラリーに見立てた作品展に700人が来場する賑わいを見せた。今年は地元商店街の「片瀬中央商交会」が主催で規模を拡大。関係者は「老舗と住民の新旧交わる交流ができれば」と意気込む。
東リ町は、旧東海道藤沢宿から江の島へ続く「江ノ島道」の中ほどにある寺社仏閣に囲まれ、昭和のアーケードが残る青果店や米店、飲食店が並ぶ。約200mある通りの約30会場に、藤沢ゆかりのアーティストや地元の中学校、幼稚園の子どもたちが描いた作品を展示。20日(日)までの会期中の土曜と日曜には密蔵寺や本蓮寺でライブも行われる。
新旧交わる機会に
「祭りや売り出しでなく、作品展示や演奏会が新たな賑わいを生み出していた。地域の魅力を再発見してもらう足掛かりになるのでは」。同商交会会長で「かねはち米店」を営む金子皓会長(82)は、昨秋開催を振り返り、今回に期待を寄せる。同商交会会計で、青果店「はとりや商店」の三觜多喜男さん(80)も、「今まで店に来ていなかった人も、子どもの作品を見るついでに親子で訪れてくれた」といい、「老舗と次世代の住民がつながりを持てる機会になっていくのでは」と手応えを感じている。
老舗商店と現代アートが融合するアイデアを発案したのは会社員の西永雄二さん(51)=片瀬海岸。コロナ禍で、自身が東リ町の世話人を務める片瀬諏訪神社例大祭が中止となったことを受け、「商店街に恩返しをしたい」と考えたのがきっかけだった。
初回は実行委員会形式で、同商交会が協賛する形で昨年10月に実施。14店舗に約100点の作品展示すると、期間中に700人ほどが訪れた。
2回目の今回は「日常が芸術」のコンセプトをより体現しようと、出演者や出品者は地元ゆかりや実行委員の友人などつてを生かした。出演希望した地元住民もライブで演奏するという。
常設展示は20日(日)まで。午前10時から午後5時(店舗・天候により変動あり)。各店舗の定休日は休み。コスチュームアーティストが手掛けた衣装で練り歩く「商店街パレード」(12日午後3時)や密蔵寺でミニライブ(各(土)(日))、本蓮寺で「雅楽と声明」(13日午後1時)、「バリ舞踊と津軽三味線」(19日午前11時)なども。詳細はインスタグラム(toricho_art_fes)、問い合わせは同実行委【携帯電話】070・4475・6801。
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