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公開日:2025.10.10
村岡市民センター
「新拠点かわいがって」
開所式で市長ら門出祝う
村岡市民センター(谷津倉晋センター長=人物風土記で紹介)が東海道線沿いの村岡東1の5の17に移転され、14日(火)から供用開始となる。藤沢市は4日、同センターで開所式を開催。鈴木恒夫市長の他、市議県議や地域住民ら約130人が参加し、テープカットや完成内覧会を行い、地域の新たな拠点の門出を祝った。
老朽化で建て替え
市と村岡農業協同組合の共同で、1966年に村岡公民館が落成した。同農協の移転に伴い、市は88年に増築。2018年度には村岡公民館等再整備基本構想を策定した。旧施設の老朽化などを踏まえ、かつて鉄道の貨物駅だった土地を市が取得し、23年に新施設の建設工事に着手した。
新施設の敷地面積は約5473平方メートル、延床面積約4072平方メートルで、旧施設の1・8倍ほどに拡張した。鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造で、地上3階建て。有料駐車場34台分、無料駐輪場85台分を用意した。総工費は約27億1千万円。
防災機能を強化
1階には市民センター窓口の他、村岡市民図書室や村岡いきいきサポートセンター(村岡地域包括支援センター)、ボランティアセンターぬくもりを併設。学習室や吹き抜けのある開放的な休憩スペースも設けた。ネーミングライツ(愛称命名権)を導入し、2階には旧施設にはなかった冷暖房完備の「湘南ユナイテッドBC体育室」(定員205人)、3階には「むらおかえのでんホール」(定員123人)などがあり、災害時に避難所としても活用できる。
また、敷地内には市消防団第6分団器具置き場もあり、地区防災拠点本部室や防災備蓄倉庫も集約。災害への対応に重点を置いた。
「つどう」「まなぶ」「むすぶ」「安全・安心」「育む」の5点を基本方針に整備した新施設。式典の冒頭、あいさつに立った鈴木市長は「7年後には新駅もできる。東の玄関口として親しまれ、センターはますます存在感を増していくのではないだろうか」とした上で、「また避難場所としても有効で、防災力の向上も期待できる。たくさんの市民に使ってもらえるはず。新たなまちづくりと共に歩むセンターをかわいがってもらえたら」と来場者に呼びかけた。
その後、完成内覧会やくす玉割りなども行われ、親子など多くの市民がゆとりある空間を興味深そうに眺めていた。
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