藤沢 文化
公開日:2026.01.01
ウルトラマン 60th 森次晃嗣さん×つるの剛士さん
藤沢を愛する2人の英雄
世代を超えて語る想い
特撮テレビドラマ・ウルトラマンシリーズは今年7月、60周年の節目を迎える。日本だけでなく世界中の子どもたちが空を見上げて憧れた「光の巨人」。その伝説を背負う2人のヒーローが、ここ藤沢市で暮らしている。『ウルトラセブン』モロボシ・ダン役の森次晃嗣さん(82)と、『ウルトラマンダイナ』アスカ・シン役のつるの剛士(50)さんだ。森次さんが経営する喫茶店「ジョリーシャポー」で、昭和と平成、世代を超えた2人の「ウルトラマン」が顔を揃えた。
落ち着く、癒しの街
同じ「藤沢市民」としても、普段から交流のある2人。この地でのエピソードも数多い。2008年、つるのさんが藤沢へ移住した直後のこと。「チャイムが鳴ってドアを開けたら、発泡スチロールの箱を抱えた森次さんが立っていたんです」とつるのさん。「いい魚が手に入ったから」と、自ら捌いた刺身を届けた森次さんのまさかの訪問に、つるのさんは「ウルトラセブンが来た!」と仰天したという。この衝撃的な訪問から藤沢での交流が始まり、今ではつるのさんが発起人となって、市内で歴代ウルトラマン俳優たちが集う「超人会」を開き、交流を続ける間柄だ。
藤沢市に50年以上住む森次さんは、藤沢を「都会でもなく田舎でもない場所」と表現する。セブン撮影当時は始発の小田急線で成城学園前の撮影所に通った。「ホテル代もないから定期券を買って。毎日ボロボロだったけど、ここへ帰るとリセットできた。都会のネオンの中にいるよりも落ち着く」とも。今も海沿いを歩いて富士山を見るのが日課だ。健康の秘訣は「よく寝ることと運動」と笑う。その飾らない姿に、生粋の『藤沢市民』としての愛着がにじむ。
一方の、つるのさんが藤沢を選んだ理由は、海と緑に囲まれた「子育て環境」の良さだ。藤沢の澄んだ空気の中、5人の子どもたちを育ててきた。ふじさわ観光親善大使も務めるつるのさんは「北部は野菜や果樹、養豚も盛ん。土壌がしっかりしているから、美味しい作物が育つ」と、地域の魅力や食にも詳しい。「仕事は東京で藤沢はプライベートの場所。違う空気に癒されている」と切り分けているようだ。
ヒーローとして生きる覚悟
長きにわたり正義の象徴を演じてきた2人にとって「ヒーロー」とはなにか。森次さんは「80歳を過ぎてもモロボシ・ダン。それはプレッシャーでもあるが、長く愛してくれるファンがいる。みんなに好かれる人間であることが大切なのかな」と話す。つるのさんもその言葉に深く頷き、「ウルトラマンという存在が常に自分を律してくれる。夢を持ってがむしゃらに生きる姿を、次の世代に見せていきたい」と力を込める。
昭和、平成、そして令和へ――。藤沢で繋がれた『光のバトン』は、新しい年を迎えるこの街と、未来を担う子どもたちをこれからも温かく照らし続けていく。
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