藤沢 社会
公開日:2026.05.15
食の支援から孤立防ぐ場へ フードバンクふじさわが活動報告会
寄贈された余った食料品などを生活困窮者らに無料で配布している一般社団法人フードバンクふじさわの活動報告会が8日、藤沢市役所分庁舎で開かれた。関係者や来賓など約60人が出席。物価高騰に苦しむ困窮世帯への支援状況や今後の展望が示された。
同団体は代表理事の鷲尾公子さんと副代表の野副妙子さんが中心となって2021年3月に設立。昨年4月に一般社団法人化した。市民や団体、企業などから提供された食品を保管、仕分けし、市内各所に設置したフードパントリーやこども食堂などを通じて利用者に届けている。
報告によると、昨年度の支援世帯数は295世帯に上り、設立当初の約140世帯から倍増した。昨今の物価高騰が生活困窮者の生活を直撃しており、支援の必要性が急速に高まっている現状が浮き彫りとなった。
野副さんは食品供給ではなく、立ち寄った際の社会的な孤立を防ぎ、社会参加の居場所を作ることにあると強調。それぞれの配布拠点は主に福祉団体が運営しており、雇い止めに遭ったひとり親家庭への相談に対応するケースなど伴走型の支援も行っている。
また、行政との連携した「藤沢型」と称されるネットワークの輪も広がっている。鈴木恒夫市長は、一般社団法人化に伴う補助金の中断という課題に対し、今年度から再び補助金を支給できる体制を整えたことを明らかにした。
昨年度は設備も拡充した。NPO法人「ぐるーぷ藤」との連携により、これまで法人格の制限で受けられなかった冷凍食品の取り扱いが可能になり、冷凍庫の設置や冷凍車による配送体制、コールドチェーンが構築された。さらに、農林水産省から年間10トンの備蓄米の交付を受けるなど主食の確保も進んでいる。
一方で、新たな課題も提示された。こども家庭庁の助成金が不採択となった影響で、特に子どもに配るお菓子の確保が著しく困難になっているという。野副さんは「お菓子は親子連れが最も喜ぶもの。工夫して確保に努めたい」と述べ、寄付金や会員増強による運営基盤の強化を訴えた。
あいさつに立った鷲尾代表は「皆さんに支えられ、これからまた一年がんばっていきたい」と決意を新たにした。
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