藤沢 社会
公開日:2026.08.21
癒しの看板猫、後世に? 鵠沼伏見稲荷神社のコウタが3Dデータ化
茶トラのコウタ(オス・15歳)は、「湘南のお稲荷さん」として親しまれている鵠沼伏見稲荷神社(鵠沼海岸・田村進宮司)の看板猫だ。つぶらな瞳で境内をパトロールする姿は、参拝に訪れる人々を癒すことから人気を博している。
そんなコウタを3Dデータとして保存し活用する動きがある。菖蒲沢に拠点を置く(株)モールドテック(代表取締役・落合孝明さん)が昨年3月、コウタをスキャンし3Dデータにした。藤沢・茅ヶ崎・寒川の2市1町のビジネスを支援する(公財)湘南産業振興財団の紹介で実現したという。
「止まって撮って動いて、また止まって撮って動いての繰り返し。じっとしていないので大変だった」と落合さん。普段は工業製品など寸法がカッチリと決まっているもののスキャンが多く、医療装置用に人体はスキャンしたことがあるというが、初めての「猫」に苦戦した様子。撮影には2時間ほど要したものの、「他に比べてそこまで動かない猫で幸いした」とも。
データは、立ち姿や寝姿などさまざまな角度で撮影したものから良質な要素をピックアップして作り上げた。欠けた右耳の先や特徴的な鉤詰めのような形の尻尾もオリジナルに近いかたちで再現されている。落合さんは「プリンターで出力したものに色を付け、いずれお守りなどにできれば」と展望を語った。
同神社の田村宮司は「コウタが後世に残り、地域の人からより愛されてもらえればうれしい」と話していた。
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