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藤沢 社会

公開日:2026.10.30

信号機にアトム? 辻堂海浜公園 交通公園 歩いて探した「世界に一台」

  • 進むアトム

    進むアトム

  • 立ち姿で待つアトムと、通りすがるこども

    立ち姿で待つアトムと、通りすがるこども

 辻堂海浜公園の交通公園入口にある信号機に、見慣れたシルエットが――。1952年から連載が始まった手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』の主人公、アトムがあしらわれた「アトム信号機」。県が2014年11月に「さがみロボット産業特区」の実証実験として取り入れた「世界に一台」のレアもので、多くの人たちの心をくすぐっている。

探索で特区PR

 県内の生活支援ロボット普及・実用化を図る「さがみロボット産業特区協議会」の取り組みの一環。活動の認知度向上、また藤沢市をはじめとした県内10市2町の特区をPRする目的があり、設置場所は公表されなかった。信号機制作から設置までを映したメイキング動画や、「ひらがなで4文字」「大渋滞で有名な道路の近く」などいくつかのヒントが示され、探索者はこれらを頼りにゲーム感覚で特区内を歩きまわり、信号機の探索に挑んだ。

沸く親世代

 設置されてから約12年、現在も変わらぬ姿で、公園に遊びに来た子どもたちの交通安全を見守っている。

 季節の変わり目で気温も下がり、休日には多くの親子でにぎわいを見せる交通公園。同園スタッフは「小さいこどもたちよりも、作品世代である大人たちのほうが盛り上がっている」と話す。「『変わった信号』を一目見に、遠方からサイクリングで訪れる人もいる」と、時代を超えて愛される様子を語る。

ロボ広がる県内

 県はロボット企業交流拠点として、市内の「ロボリンク」(藤沢559)、相模原市の橋本駅近隣「FUN+TECH LABO」の2つを設置。南北に拠点を整備することで、特区全体の活性化を図る考えだ。

 デジタル化が進む現代、身近な場所からロボットの普及は広がっている。『鉄腕アトム』のような、ロボットが日常生活に広く普及した世界の実現は、もはや遠い未来の話ではないかもしれない。

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