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鎌倉 トップニュース経済

公開日:2012.06.15

鎌倉エフエム
新スタジオに移転
老朽化、災害対策で長谷のビル3階に

  • 新スタジオで須藤社長(左)とパーソナリティーの滝沢美美さん

 地域のラジオ局「鎌倉エフエム放送(株)(須藤一郎社長)」が4月末に由比ガ浜から長谷1丁目に移転し、新スタジオから番組を届けている。以前の事務所は民家を改装したもので老朽化が進んでいたため、移転は数年来の念願だったという。須藤社長(70)は今後、新事務所を拠点に「地域に出向く『サテライト放送局』などに取り組みたい」と話している。



 新事務所は、由比ガ浜大通りの元市消防長谷出張所の3階(長谷1の14の10)。所有者である鎌倉市からの賃貸。これまでの事務所は、木造平屋建てで床の補強も充分ではなく、機材も旧式だったという。



 災害発生時に市民に避難を呼びかける消防防災無線の内容を放送するなど、「コミュニティーFM」として重要な役割を担うため、「いざという時に役に立たない放送局では駄目」(須藤社長)と7年ほど前から移転先を模索してきた。



 しかし、適当な場所が見つからず、昨年には決まりかけた移転先も東日本大震災の影響で頓挫。その状況において、消防長谷出張所の廃止があり、市から同建物3階を借り受けることができた。またすでに機材も新しいものを導入している。現在、1階は地域の消防団が使用する。



 基地局となる事務所を確保したことで、今後は「外へ向けてアピールしていきたい」と須藤社長は話す。すでに月1回、御成町のカフェ「鎌倉美学」をスタジオにして放送を行っている。「毎週、持ち回りで自治町内会から放送するような『サテライト(衛星)放送局』をやってみたい」と期待する。またインターネット放送も準備中だ。



 同社は1994年8月1日の設立。同年12月24日に開局している。現在、社員は3人で、約100人のボランティアスタッフが放送に関わる。放送は24時間行っており、地域密着の放送局独自番組の他に、市広報情報を1日に6回流している。



 株主は鎌倉市を筆頭に(20%)、地元の企業が名を連ねる。市広報情報の委託放送料を主軸に、広告収入などで運営。社長の須藤さんは5代目。

 

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