拳銃とナイフで脅す犯人役
三菱東京ＵＦＪ銀行鎌倉支店で12月９日、鎌倉警察署による模擬強盗訓練が行われた。当日は同行の行員や警察官らおよそ30人が参加した。
訓練は、閉店後の銀行で店内ＡＴＭ機に対するクレームをつける苦情客を装った犯人が、拳銃とナイフで行員を脅して人質にして店内に侵入、現金を奪って逃走するという想定で実施された。強盗犯への対応要領やスムーズに通報できるか、防犯機器の操作方法などの確認を目的としている。
強盗役が去った後には、身長や年齢など外見の様子を覚えているかの聞き取り訓練が行われた。行員たちは「身長は１７０cmほどで、年齢は30代。１人の額に特徴的なホクロがあった」などと応じていた。また強盗の滞在時間を「２分くらいに感じた」と答える行員が多かったものの、実際は30秒ほどだったという。参加した行員は「いざという時に焦らないように日頃から備えておきたい」と語った。
同署の石井武さんは「犯人は大きな声で脅迫してくるが、ひるまず落ち着いて対応を」と訓練をふまえて話していた。
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