鎌倉 社会
公開日:2024.02.02
「住民協定」つくり事業者へ
高齢者施設、開発ストップ
長谷の稲瀬川保育園跡
長谷2丁目「市立稲瀬川保育園跡」における高齢者施設の建設計画で、事業者のシマダアセットパートナーズ株式会社(東京都渋谷区)が1月16日、鎌倉市へ事業廃止届を提出した。住民協定、近隣説明会で地元から寄せられた声を受け、計画を見直すことになった。
* * *
建設予定地は、鎌倉市が2017年まで運営した稲瀬川保育園跡。閉園後、土地はそのまま市が所有していたが、昨年、鎌倉消防署の移転先となる雪ノ下の土地を所有するシマダアセットパートナーズと交換。土地代は長谷の方が高いため、差額分として市が同社へ売却した。
土地所有者となった同社は、昨年11月30日に土地利用届を市へ提出。届出書によると、広さ1476平方メートルの場所に、サービス付高齢者向住宅やデイサービスを含む地下1階地上5階の高さ14mの建物を計画した。
海からほど近い場所での高齢者施設計画。周辺住民は「津波浸水区域のため高齢者の避難を考えると適さない。神社にも隣接し、鎌倉らしい風致を守って来た場所」と反発。住民からは、鎌倉市が設ける「住民協定」づくりに着手。市内に70以上ある住民協定は法的拘束力がないものの、協定区域内で新たに開発・建築する際、住民の意思を伝える手段となる。
周辺住民は「旧稲瀬川保育園の景観を守る会」を発足し、「高さ制限は10m」「高齢者向け住宅や病院などとしての利用は認めない」といった考えを協定で明示。予定地近隣の33人から署名を集め、協定に必要な合意率80%を上回ったため、12月下旬に市へ届出をした。
住民協定の制定、1月13日に開かれた近隣説明会を踏まえ、シマダアセットパートナーズは土地利用届を一旦取り下げた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
鎌倉 ローカルニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











