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鎌倉 文化

公開日:2025.01.10

文学館再開、29年春に
休憩所新設などで延期

  • 改修中の鎌倉文学館(市提供)

 鎌倉市は市議会12月定例会で、大規模改修中の鎌倉文学館(長谷)の再開時期を、2027年4月から29年4月頃に延期する方針を明らかにした。老朽化した建物の詳細設計を進めていく中で工期の長期化が見込まれ、当初計画になかった休憩所新設などが要因。

 国登録有形文化財に指定される文学館はもともと、前田利家の系譜である旧前田侯爵家の別邸として造られ、現在の建物は1936年完成。その後、前田氏から建物を寄贈された市が鎌倉文学館として開館してきた。

 築90年近くが経過する木造の建物は柱が腐敗したり、床が傾いたりと老朽化が顕著に。23年3月に休館し、当初は4年間の大規模改修を予定していたが、再開までは6年を要することとなった。

 改修に伴い、来館者の利便性向上を図るスペースの新設を決定。バラ園南側にミュージアムショップやカフェスペースなどを設けた施設が加わる。市は「付加価値を高めるために設計を見直し、建設業界の働き方改革も踏まえた工期を設定した」と説明する。

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