鎌倉 社会
公開日:2025.12.12
現場の砦、やさしき救助者
救助隊員 鈴木堅介さん(28)
高度な知識と技術、そして強靭な精神力で挑み続ける救助のエキスパートとして活動する鈴木さんは、警察官の両親、消防勤務の親族を持ち、その影響から自然と消防士を志した。幼稚園から大学まで野球に打ち込み、大学ではボクシングも経験するなど、体力には絶対の自信を持つ。災害現場で自分に何ができるかを考えた結果、「最前線に立ち、直接的に人命を救う活動をしたい」という強い思いから、救助隊員を志願した。
通報が入ると、隊員たちは音で種別を判断し、即座に準備を開始。指令からわずか1分ほどで出動する。現場に向かう車両内で対策を話し合い、到着後すぐに動ける体制を整えている。
現場で最も心掛けていることは、チーム内のコミュニケーションだという。特に火災現場など視界が遮られる状況では、仲間とはぐれてしまうことで殉職につながる危険性がある。そのため、日頃から連携を取り、状況を共有し合うことを徹底する。
「現場で人命を救助できた瞬間が一番のやりがい」と言うが、それだけでなく、庁舎見学やイベントで市民と触れ合う瞬間も大きな喜びだという。そんな鈴木さんの目標は、「人として尊敬されるようなやさしい消防士」になること。市民に寄り添う姿勢を大切にしつつ、大型車両の資格取得など、専門資格を増やして仕事に生かすことにも意欲を見せる。「隊員はしっかりと訓練を積んでいます。必ず駆けつけますので、安心して呼んでほしい。任せてください」と力強くメッセージを送った。
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