2019年の年頭企画として、昨年11月に就任した佐藤光市長に新春インタビューを行った。市政についての展望から地元・茅ヶ崎への想い、好きな野球にまで話は及んだ。(聞き手/茅ヶ崎編集室・団迫大輔)
─あけましておめでとうございます。就任から1カ月が経ちました。
「県議として県庁に約20年通い、市長として地元に帰って来て改めて感じたのは『あたたかさ』でした。市民の皆さんがあったかいんです。市役所の雰囲気も明るく、職員も明るい。職員が疲弊してはしっかりとした行政サービスができないので、私も働きやすい環境を提供していきたいと思います。服部市長が掲げた『進化し続けるまち』のために力を注ぎたいです」
─今考えている政策を聞かせてください。
「すぐに取り組みたい事業として、小児医療費無償化の拡充です。現在は小学生が対象ですが、中学3年生まで広げられるよう、2019年度を目標に取り組んでいきたいと考えています。子育てで言えば、中学校給食の実施もできる限り早く市民の皆さんにお示ししたいと思います」
─選挙中の街頭演説では、まちへのベンチ設置を訴えられていましたね。
「すでに市民の方から相談も受けているんですが、まちなかにベンチを増やしたいと考えています。座りたくなるようなかっこいいベンチを置き、高齢者が散策しやすい環境を整えたい。高齢者や障害者にやさしい茅ヶ崎を創っていきたいんです」
─完成予定が今年から2022年に延びた『道の駅』はどう考えていますか。
「地域経済活性化への起爆剤となり得る施設だと捉えています。観光の点から言えば、ターゲットが東京か、北関東かによっても変わります。地元に対しても、子どもに来てもらうなら学習の要素が必要とか。延期によって得られた期間をチャンスとし、再検討していきます」
─財政についてはどうですか。市の借金も1000億円にのぼります。
「借金を返していくための仕組みが必要です。茅ヶ崎は市民税頼りの印象です。他市に比べて少ない法人税を増やすため、企業誘致も含めて取り組んでいかなければなりません。まずは、2年連続で約10億円の赤字を出している市立病院の経営改革を進めていきます」
野球好きが直球勝負
─色紙に好きな言葉を書いていただきました。野球少年でしたか。
「小、中、高とプレーしました。特に梅田中時代は野球ばっかりで、今でもそのときの仲間や対戦相手とは仲がいいです」
─打順とポジションは。
「6番レフト。県大会にも行きましたよ」
─今までで1番うれしかったことは何ですか。
「バース、掛布、岡田の3連続ホームランかな。ベイスターズファンじゃなくてすみません(笑)」
─趣味は何ですか。
「ジムで体を動かすことですが、最近は行けてなくて。時間が少しあれば、市役所から家まで30分かけて歩いています」
─好きな場所はどこですか。
「1番はやっぱり我が家。茅ヶ崎は海も山もありコンパクトでどこにでもすぐ行けるのが魅力。浜降祭もいいですし。服部前市長に『アロハシャツを着ろ』と言われていたので、アロハビズ期間は従いたいと思います」
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