内外装や接客サービスなどに秀でた商店を表彰する、平塚店舗コンクールの受賞店が決まった。一般小売業店の部で「nid(ニド) institute(インスティチュート)」と、飲食・サービス業店の部で「inside(インサイド) out(アウト)cafe(カフェ)」がそれぞれ最優秀賞に輝いた。今年度は11店舗がエントリーしていた。
「nid institute」(夕陽ヶ丘5の1)は、化粧品会社の宣伝部に勤めた経験を持つ三竹なおみさんがオーナーのアロマオイルや地元アーティストとコラボレーションした商品を扱う店。アロマ・カラーセラピストの資格を持つ三竹さんが香りや色、音楽など多方面から「美」と「癒し」を追求した店舗デザインが評価された。
三竹さんは「一流ホテルにいるような気分になってほしい」と、ヨーロッパの邸宅を思わせるような棚や絵画で店内を飾るなど、調度品にもこだわりが。
「つらいと感じた時もアロマやオーガニックの力で皆さんに元気になってもらいたい」と話し、今後の活動に意欲を見せた。
「inside out cafe」(追分8の2)は、一家で大のハワイ好きだというオーナーの郷祈幸(きこう)さんが、昨年12月にオープンさせたばかりのハワイアンカフェ。パンケーキをメインに、ピザやスムージーなどを提供している。
店内はイルカと波をモチーフにしたテーブルや、現地調達した布をあしらったイスが並べられ、ハワイアンキルトが賑やかに飾られている。BGMもハワイアンミュージックで、ときにはフラダンス鑑賞を店内で楽しむことができるというこだわりよう。ハワイアンのイメージをとことん追求した点や、統一感のある内装が評価の決め手となった。
郷さんは、「ハワイの雰囲気を味わいながら、ゆっくりと食事を楽しんでもらえれば。今後もお客様の期待に応えていきたい」と受賞を喜んでいた。
![]() 「inside out cafe」の店内
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